第15回 全国大会は、オンラインで開催

第15回 全国大会は、オンラインで開催

NPO法人全国G空間情報技術研究会  専務理事 宮島四郎

                                       

   コロナ禍で迎えた第15回全国大会は、昨年11月10日(火)、式次第の内容を、オンラインで行いました。全国6支部から117名の参加があり、開催することができました。昨年の活動は、春先より、移動の自粛や密の回避のために、ZOOMを使い、各種セミナーや会合を行っていました。全国大会もネットによる開催が可能と判断して、企画いたしました。当面、コロナ下が続いたとしても、会員同士の情報共有を行い、我々のNPO活動は、可能であると確信が持てた、オンラインでの全国大会となりました。

   先ず、主催者講演は、碓井理事長から、UAV測量が中核となる時代、全国各地で起こり得る災害に備えて、UAVで取得した情報でベクトル地図の更新を現場で行う必要がある。その為には、地理院地図Vectorを用いて、Web GISアプリケーション開発能力を高めて行くことが、今後の我々NPO活動としは、極めて重要と強調されています。

   基調講演は、2019年4月より、青山学院大学地球社会共生学部教授に就任された村上広史様にお願いしました。国土地理院長時代を振り返られ、測量における計測の自動化、デジタル化、低価格化が進むことで、広範な分野で空間計測デジタル活用が進展すること、更には、測位と測量の融合時代を迎え、異分野にも進出して、全体最適な世界の到来を促進する仕事が測量技術者の飛躍に繋がることと、エールをいただきました。

   講演詳細は「G空間情報技術者へのメッセージ」と題して、冊子に纏め発刊済みです。以下のURLでご覧になれます。

https://www.npo-zgis.or.jp/report/200511/499

   続いて、国土地理院地理空間情報部企画調査課長藤村英範様に講演をいただきました。2017年から2年間、ニューヨーク国連本部に出向され携わられた、国連ベクトルタイルツールキットの紹介を、実例と共に講演していただきました。国土地理院から公開された、地理院地図Vectorの原型となる仕組です。このツールを活用して、ベクトル地図を作成するには、専門的な知識を習得して、実務経験も必要との説明でした。

   国土地理院では、政府が推進しているSDGs実施指針で、今年度新たに「SDGsアクションプラン2020」として、国内外での地理空間情報パートナーシップを加えて活動しています。講師より、国連ベクトルタイルツールキットの日本語による実践コミュニティへの参加が提案されました。碓井理事長は、新年度から全国の若手技術者を集め、習得に向けた活動を開始することが極めて重要です! との宣言で大会を終了しました。

   ネット経由のメリットは、参加者の受講状況がリアルタイムに把握され、CPD発給を厳格に出来たことや、アンケートを終了直後に答えて貰い、集計出来たことでした。

今回は、100名が、答えてくれています。

グラフのように、参加者は、毎年参加している会員が、オンライン開催でも参加しています。「感想」では、ほとんどが、満足してくれました。「内容」で、心配していた時間でしたが、半日の聴講も受け入れています。更に、この形式で構わないので、継続的に開催して欲しいとの要望が多くありました。

 

 

「GIS NEXT    第74号  掲載記事より」